糖尿病性腎症の食事制限はとても厳しいものになります

腎臓病の一つである糖尿病は、血糖値を正常に保つインスリンとよばれるホルモンの機能が悪化し、慢性的に血糖値が高くなる病気です。糖尿病を治療するにあたって、生涯をかけた目標は体重・血圧・血糖・血清脂質の数値を正常な状態に近づけることで、その他の病症を合併する可能性を避けることができ、健康な人と同様に活動的な日常生活や満たされた人生を送れるように努めることです。さまざまな治療法のうち、適切な食事療法を介して、糖尿病合併症や動脈硬化症の発症・進行を防ぐことが可能となります。一日3回の食事の量は、毎食ごとなるべく同じくらいがよいのですが、どうしても夕食が多くなってしまいます。時間を割いて食事をゆっくり摂るために、20分は必要です。そうした方が、血糖値の上昇を抑制できたり、満腹中枢が満たされたりするからです。仕事で時間が取れなくても、5分ぐらいで食事をしてしまうのは避けましょう。食物繊維には血糖値を下げるメリットがありますので、それらを含んだ海藻類・きのこ類はたくさん摂ってください。ポテトやコーンは糖質が多いので要注意です。糖尿病は、1型糖尿病・2型糖尿病・その他の糖尿病に大別できます。日常的な食事や生活習慣はひときわ関係しておりもっとも多く罹患するのが、「2型糖尿病」です。初めは血糖値が高いこと自体に自覚症状を感じないことが多いですが、病状の継続・悪化につながり多くの合併症の引き金になります。間違った食習慣は2型糖尿病を引き起こす大きな原因になるので、食生活を改善して治療へ繋げなくてはなりません。体重や血糖を意識して調整し糖尿病性の合併症を予防、または悪化を阻止するのが食事療法の目的です。バラエティに富んだ食品から適量な栄養素を摂取することが、バランスのとれた糖尿病の方の食事です。個々に応じたエネルギー量の範囲内で、調和のとれた食事をとるためにヒントとなるのが、「糖尿病食事療法のための食品交換表」です。私たちが毎日食べている食品を食品交換表で参照してみると、栄養素が多く含まれる種類によって、6つの表をつくり6つの食品グループと調味料に分類し、1単位80kcalに合わせた食品の重量が掲載してあります。食品交換表を活用することで、料理の種類も豊富になります。糖尿病予備群と言われた事のある方のなかには、「まだ糖尿病になったわけじゃないから、今は食生活を改善したり、体も適度に動かしているから大丈夫」と感じてる方もいるでしょう。糖尿病予備群の段階ではなんの症状もないので、前もって生活を変えるということは難しいことです。糖尿病予備軍から次第に境界型へと症状が移行すると、様々な体調の変化が顕れてきます。例えば、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌量の変化は、糖尿病予備軍の段階から見受けられます。人は加齢とともにインスリンの働きが低下するため筋肉への糖の吸収が減っていきます。そのため、血糖値が上昇しやすくなります。特に食後は、ブドウ糖が一気に体内に吸収されるため血糖値が上昇します。血糖値上昇を抑える手段として「ベジタブルファースト」があります。野菜から先に食べる食事法です。食物繊維を豊富に含むゴボウやキャベツといった野菜は、他の食べ物の消化吸収を緩やかにする作用をもたらします。また、ご飯や麺類といった炭水化物に含まれる糖質の吸収も緩やかにするので、体内にブドウ糖が吸収されるのを和らげます。糖質の摂取目安として、「緩やかな糖質制限食」では1食につき40gまでとされています。一日3食のバランスを考えながら、ご飯の量を少なくすることが大事です。若い人が好む「ラーメン・ライス」や「チャーハン・ラーメン」が一番不適切です。当然「カツ丼とざるそばセット」なども良くありません。つまり、糖質ばかりのものを食べるのはよくないということです。糖質制限の考え方からも栄養素の豊富な幕の内弁当とご飯の量を減らすことを、提案しています。「緩やかな糖質制限食」では、それほどカロリーを気にしないで、野菜のほか、お魚・お肉もいっぱい食べましょう。あなたにとって適正な総摂取エネルギーが1日1600kcalと指示された場合、1日20単位の食品と置き換えることができますが、栄養素が偏らないように選ぶことが大切です。いわゆる「食品交換表」には、外食メニューの代表的なものも掲載されています。目で見てカロリーなどがわかるようになりましょう。なかには薬物療法を行っている患者さんもいると思いますが、食べるタイミングを間違えると条件次第では低血糖を誘発するおそれがあるので留意してください。その季節独特の食材をメニューに取り入れたり、上手に外食の仕方を工夫して、満足のいく食事療法を実践してください。糖尿病になったら、厳しい食事制限をしなければいけないと考える患者さんが多いと思います。でも、もし糖尿病になってしまっても、大抵の食べものを摂ることができます。「食事療法」のための、通常とは違ったメニューがあるのではなく、食品に含まれる栄養素の種類とバランス・自分に必要な総摂取エネルギーを照らし合わせながら実践することが重要になります。この食事療法の考えは、糖尿病の患者さんだけが実践するものではなく、一般の健康な方たちにとっても必要なことなのです。2型糖尿病や肥満のリスクを避けるためには体内時計を整えておく必要があります。日々の睡眠・体温・血圧、あるいは体内の糖代謝・脂質代謝といった、それらの生理機能には日内リズムというものがあり、「体内時計」に大きく左右されます。「体内時計」は、日々の生活習慣で決まります。「体内時計を考えた栄養学」が「時間栄養学」とよばれています。「何をどのくらい食べるか」という従来の栄養学に、体内時計の観点から「食べるタイミング」を加え、食事のリズムと機能性がもたらす作用について考える新しい研究分野です。詳しく調べたい方はこちら>>>>>糖尿病 食事 宅配